ギャンブル依存の末路 第一話「スロット・ジャグラーの虜にハマった男の末路」(前編) 

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どうも、管理人のユウです。
さて、今回は新しく「ギャンブル依存の末路」というシリーズを試しに公開していきます。まだまだ試作段階なので、内容・挿絵等が不完全ですが、少しずつ公開していきまして、コレをやる価値があれば、今後は色々と修正していく予定です。

では、記念すべき第一話をどうぞ!!

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この話しは実話をもとにしたフイクション、又は完全な創作である。だが、覚えておいて欲しい。これは決して他人事ではないことを・・・。

ギャンブル依存症は誰にでも身近にあり、依存度が高くなっていけば、思考回路にも狂いが生じてくる。その結果、貴方はギャンブルと引き換えに大事な何かを失うかもしれないことを。そして、最後の最後に貴方は究極の2択を選択することで・・・・・。

第一話「スロット・ジャグラーの虜にハマった男の末路」

 

夕方、とあるパチンコ屋に1人のサラリーマンが今日も入店していった。男の名前は”犬飼(いぬかい)”。
25歳の普通のサラリーマンであり、高校を卒業してからは中堅どころの会社にて真面目に仕事をしていたが、3年前に会社の同僚の付き合いでパチンコ屋に行き、その際にビギナーズラックにより僅か1時間で5万というお金を勝って以来、スロットにのめり込んでいた。

最初の頃は、お小遣いの範囲内でスロットを楽しむことに我慢出来ていた犬飼だったが、ここ1年程はお小遣いの範囲内では我慢出来ずに消費者金融で借金をしてまで、毎日のようにパチンコ屋に通っている状況だった。

そして、今日も犬飼は会社帰りに消費者金融で3万円を借りて、その足でパチンコ屋へと入店したのであった。

犬飼「もうかなり連敗続きだから、負けれないよ。おっ!今日もこの時間でまだビック1、バケ(REG)1回か?コイツはやっぱ相当吸い込んでるな。今日はこの台も流石に出るだろ!?」

そう心の中で呟き、犬飼は”GOGOジャグラーV”という名のスロット台に座る。台番は123番台。ここ数日間、犬飼は毎日この台で連日負けていた。その額、僅か3日間で8万円。

犬飼「この台は店のデータグラフを見る限り、7日間ずっと凹んでいて相当吸い込んでいるよな。機械割が設定1で100%だから、そろそろここまで吸い込んでいた負け分が放出されてくる頃のハズ。」

4号機 GOGOジャグラーVの機械割

機械割
メーカー発表
設定1 : 94.9%
設定2 : 98.5%
設定3 : 100.6%
設定4 : 103.8%
設定5 : 105.4%
設定6 : 107.1%
フル攻略時
設定1 : 100.2%
設定2 : 104.3%
設定3 : 106.7%
設定4 : 111.1%
設定5 : 113.2%
設定6 : 115.6%


©KITA DENSHI

そう犬飼は勘違いをしていた。機械割100%は±0だからといって、突っ込んだ負け分が犬飼の下に戻ってくることはない。そもそも、フル攻略をしてこその機械割100%であるが、犬飼はフル攻略を出来ていなかった。だが、犬飼の頭には「吸い込んだ分がいつか出てくる!」という思考の下、ずっと凹んでいた台にあえて座っては「いつかは出る!」という考えで、悪い確率が明らかな設定1又は2の台ばかりを打っていた。

つまり、犬飼は”負けるべくして負けていた”というわけだ。

犬飼「クソ!もう3万円も突っ込んでいるのに、1回もBIGが当たんねーよ!バケ(REG)が2回だけなんて、ホントにクソ台だな!!もう、金ないし。休憩入れて、近くのサラ金で降ろしてくるか?」

その後、犬飼は店員を呼び、休憩ということで台を他人に取られないように確保してから、サラ金に行くべく店から出た。

既に辺りは真っ暗闇であった。犬飼は駐車場に停めた車に向かう途中で、腕時計を見てから夜空を見上げて呟いた。

犬飼「フゥー。もう20時か?ま、明日は土曜で休みだしな。今日は閉店コースだな。」

その後、車に乗り出して近くのサラ金へと向かい走り出した。

5分後、近くにある数社のサラ金のATMが固まっている魔の地帯、通称「サラ金ATM集合体」に辿り着いた犬飼は大手消費者金融A社のATM店内に入っていき、カードを入れて金を引き出そうとした。

が、借入限度額が既に枠50万円に到達していた為に、お金を借りることは出来なかった。

犬飼「チッ!なんだよ、A社はもう限度額いっぱいか?よし、隣のB社のATMに行くか?」

そして、隣のB社のATMに行き、再び金を引き出そうとするが・・・

犬飼「おいおい!ここも既に限度額いっぱいかよ。仕方ない、隣のC社に行くか。」

が、隣のC社も、更にD社も既に借入限度額がいっぱいであった。

犬飼「マジか?ここも・・・。参ったな。クレジットカードも確か限度額いっぱいで使えないし、貯金もないしな。あーあー、どうすっかな?あの台は流石にもう出る気がするしな。このまま帰るのは悔しいよな・・・」

犬飼「そうだよ、あの台は絶対今日あたり出る。ここで帰ったら、その後に誰かが座って爆発させるよ。もう4日間で11万入れてるし、絶対に他人にだけは出させたくないよ!でも、金ないしな~」

サラ金ATM集合体の駐車場の車内にて一人、犬飼は路頭に迷っていた。
と、その時・・・

トントン・・・トン・・トントン・・・

犬飼の車の運転席側の窓ガラスからノック音が響いた。

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犬飼「ん?誰だ??」

犬飼はすぐ右側の窓ガラスの方向を見る。すると・・・・

そこには、まだ幼い顔立ちと身長で中学生ぐらいと思われる、奇妙な格好をした子供がいたのであった。


(そのうち、この画像は変えます。まだ、イラストが全然試作段階でクソ下手ww)

犬飼「誰??というか、俺になんか用か??」

犬飼はパワーウィンドウで窓ガラスを全開に開けてから、その奇妙な子供に問う。

子供「うん。お兄さん、お金が欲しいんでしょ??そのお金、僕がお兄さんに貸してあげるよ。」

薄笑いを浮かべながら、その奇妙な子供は犬飼の問いに答えた。

犬飼「はぁ??何、お前が俺に金貸してくれるって??」

子供「うん。」

犬飼「ぷっ。ハハハハハ!おいおい本気か??」

子供「うん。」

犬飼「・・・」

ただの子供の冗談だと思い、バカにして笑っていた犬飼だったが、子供の表情等から本気だと感じてきた。

(コイツ、マジっぽいな。本気で金を貸してくれるのか?いや、でも知らない子供から金を借りるのは人としてどうだ??)

(しかし、ここで金を手に入れられなければ、あの台は解放されて他人に出されてしまうかもしれない。どうする??恥を忍んで、ここはコイツに金を借りてから、あの台で爆発させて勝ってから、コイツにちゃんと返せば・・・)

子供「どうするの?僕、あまり時間ないから早く決めて欲しいんだけど。借りないなら、僕は帰るよ。」

淡々とした声で犬飼に問う子供に対し、犬飼は・・・・・。

犬飼「ま、まて!本当に金を貸してくれるんだよな??」

子供「うん。」

犬飼「でもよ、ここで借りたらいつお前に返せばいいんだ?あ、携帯持ってるか??」

子供「携帯は持ってない。でも、お金は返してくれても、返さなくてもいい。」

犬飼「ハァ?どっちだよ!てか、金返す必要ないって、どういうこと??」

子供「言葉の通り。お金は返してくれても、返してくれなくても、どっちでもいい。ただし・・・」

子供の目と口調がやや鋭くなる。

子供「ただし、お金を今日中に返せなかった場合には、お金の代わりにお兄さんからは大事なモノを貰うよ。」

鋭い口調から、今度は子供の口元がニヤけていた。

犬飼「だ、大事なモノ??」

子供「うん。」

犬飼「な、なんだよ。俺の大事なモノって??」

子供「フフフ。それはね、お兄さんの寿命だよ。」

完全に子供の顔は笑っていた。

犬飼「じゅ、寿命??」

子供「うん。お兄さんの寿命だよ。」

犬飼「( ̄m ̄〃)ぷぷっ!お、お前、頭大丈夫か??寿命を貰うって!(笑)」

犬飼が笑っている中で、子供は真面目に言葉を続ける。

子供「僕はお兄さんにお金を貸す代わりに、お兄さんの寿命を貰う。でも、お兄さんが今日中に貸したお金を返してくれるならば寿命は貰わない。でもね、もし今日中に返してくれなかったら、その時にはお兄さんの寿命を貰うよ。1万円なら1年。10万円なら10年貰う。」

(コイツ、マジでいってんのか?ヤバい奴かな??でも、金を貸してくれるっていうし。それにコイツは返さなくてもいいっていうぐらいだし・・・。よ、よし!)

犬飼「分かった。それでいいぞ。3万円、貸してくれ!」

子供「いいよ。でも、本当にいいの??」

犬飼「何が??」

子供「お兄さん、貸したお金を”ギャンブル”に使う気でしょ??それって、自分の大事な3年分の寿命という、「命」をギャンブルに使うことになるけど、それで本当にいいの??

犬飼「ウッ!?」

(確かにコイツの言うことが仮に本当なら、今日中に3万円を返せなければ俺の3年分の寿命をたかが3万円で失うことになる。い、いや仮にそれが本当でも、今打ってる台には既に俺だけでも4日間で11万円突っ込んでる。もう、今更あの台を捨てるなんて出来ない!それに、再び3万円も突っ込んで出ないわけがない。勝てないわけがない。負けるはずがない!!

犬飼「俺は負けない!絶対にあのジャグラーは今日出る!だから、俺に3万円貸してくれ!!」

意を決した犬飼は、とうとう子供に3万円を借りることにした。

子供「・・・・。じゃ、3万円貸すね。今日中に返してくれる時には、このキーホルダーに埋め込まれた赤いボタンを押して。そしたら、お兄さんのところに行くから。」

そう言うと、子供は犬飼に3万円を渡して、早々といずこかへと姿を消していった。

犬飼「なんだったんだ?アイツは??いや、それよりも早く戻んねーと休憩時間終わっちまうよ。急いでパチンコ屋に戻んねーと!」

犬飼は子供から受け取った3万円を手にして、急いで車を発進させてパチンコ屋に戻っていった。

続。

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