オススメのライトノベルオリジナル作品・「死に抗う者」と「生を拒む者」第一章1話「生を拒む少女」

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特別なオリジナルラノベ作品の続編です。

前回の話しはこちらプロローグ

または、以下の小説家になろうサイトにて公開中ですが、こちらでも随時公開します。続きが気になる方は、以下の公式サイトにて続きを公開中です。

小説家になろう公式サイトより「死に抗う者」と「生を拒む者」

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少年「死にたくない、死にたくない、死にたくないーーー!!!」
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少女「死にたい、死にたい、死にたいッ!!!」
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ある少年は毎日「死」という、いつかは必ず訪れる現実に恐怖していた。

ある少女は毎日「生」という、生きていくという当たり前の現実に絶望していた。

死にたくないと恐怖して生きたいと願う少年。
生きることに絶望して死にたいと願う少女。

お互い、正反対の願いを抱いていた。

どちらも願いは正反対だが、どちらも「命」という共通の悩みに変わりなかった。

この物語はそんな正反対の願いを抱いた、少年・少女の「生と死に抗う者達」の異世界ファンタジーである・・・・。

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時は2018年4月1日

東京都立神川しんかわ高等学校の校庭では数多くの桜があり、その桜の木は満開に咲いており、その桜の数々はとても美しく広大に広がっていた。中でもひと際に綺麗で大きな桜の木があった。地域1番と謳われる程に有名で美しい桜だが、その桜に負けない程に見る者を魅了するぐらいの息を飲むような美しい少女が1人立ち尽くしていた。

その少女は舞い散る桜の花びらの幻想的な中で、顔を下に向けたまま呆然と立ち尽くしていた。そして、下を向いたまま”何か”呟いていた。長い言葉ではない、恐らくは一言。

そう、その言葉は・・・

「死にたい。」

そう呟いた少女は静かに顔を上空に上げて、今度は少し長く呟いた。

「なんで私は今も生きてるんだろう??」

少女の名前は、悠野葵ゆうの・あおい15歳。今日この高校の入学式で入学した1年生であった。入学式を終えて、他の生徒達が教室へと戻っていく中で、悠野葵は何もかも嫌になって入学式が終わると同時に外へ出て、この桜の木の下に駆け込んできたのであった。

少女にとって初めて見る、このひと際大きく美しい桜の木の下は少し落ち着ける場所であった。入学式を終えてから、教室には行きたくないと思って、外に出た葵にとって、気が付いたらこの場所にいた理由は、恐らくは葵にとって、この桜の木の下こそが無意識に落ち着ける場所だと本能で感じたからであろう。

思えば葵は小さい頃から「生きる」ことが嫌で嫌で仕方なかった。その最大の理由は正直なところでは葵自身すら分かっていない。ただ、「生きる」ことが嫌で嫌で仕方なかった。だが、自ら「死」という選択をする勇気は1度もなく、気が付けば15歳を向かえていた。

そして、毎日口癖のように葵は「死にたい」と呟いていた。

自然と死を迎えるそのいつかまで生きていくことに、葵は心底絶望をしていた。

「気の遠くなる程の長い長い時間を、私はあとどれくらい生きていかなければいけないの??」

上空を見上げたまま、再び葵は呟く。葵の自問自答に対し、その答えはいつも誰も返してくれない。

だが・・・・

「当然、命尽きるその時まで!・・・だろ??」

いつもは誰も返してくれない問い。それもそのはず。何故ならば、いつも葵は誰もいない場所、一人きりの時以外に呟くこと、葵の本心の言葉を人前にさらけだすこと等なかったから。今回も人のいない場所だからこそ、呟いた本音だったのだが、まさか誰かに聞かれるんなて葵は夢にも思わなかった。

生まれて初めて自分自身の本心を誰かに聞かれて動揺した葵は、自分の心の質問の返しをしてくれた人の顔を見ることが出来ずに、動揺からその場に居ても立っても居られなくなり、気が付けばその場から走り出していた。

「聞かれた。私の本心、心の声を・・・」

走りながら葵は顔を真っ赤にしながら「あの声の人は一体誰だったんだろう?」とそればかり考えていた。顔は見ていない、でも・・・

でも、声だけはハッキリ覚えている。
そう、声だけは・・・・。

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