ギャンブル依存の末路:第4話「ミリオンゴッドの虜にハマった女の末路」(プロローグ)

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———-2002年。

突如として、ホール(パチンコ屋)に新台として登場した4号機パチスロがある。

その台は、ビッグボーナス・レギュラーボーナスを搭載しておらず、GG(ゴッドゲーム)とい名のAT機能で出玉を得る特別なパチスロ台。
当たりには、一般的な当たりのGG・赤七揃いのSGG(スーパーゴッドゲーム)・GOD揃いと3つの当たりに分類されており、中でもGOD揃いでの当たり時にはGGが500G続く為に、GOD揃い=約10万円分の出玉が出るという、とんでもないギャンブル台であった。

この台は検定時において、本来大きなペナルティがある(後述)はずの「逆押し」で通していた。これにより、GGなどの大量出玉は事実上不可能になるが、リプレイ確率が上がるなど機械割は一定の幅に抑えられるという、法の網の目をかいくぐったきわどいものであったために登場したが、後に大きく射幸心を煽るという理由により検定取り消し、そしてホールから一斉に撤去された程の正にギャンブル台に相応しいパチスロ機であった。

当時、老若男女問わずにこの台は朝から全台埋まる程に人気があった。

その最大の理由は、数字・絵柄が揃うのを待つだけの簡単なシステムの機械というのもあるが、やはり時速5000枚以上(1時間で10万円以上出る)という激しい出玉スピードからくるギャンブル性だ。

1日で数十万円勝つことも日常茶飯事な台だけに、その台の爆発力に魅了された人達は多い。だが、それだけ爆発力があるということは、逆を言えば、その分お金を使うことを意味する。

簡単にいうと、コイン持ちがとても悪い為に普通のパチスロ機と比較すると、お金を使うスピードがとても早いのである。

ハイリスクハイリターンという言葉が似合う機種、それこそが「初代ミリオンゴッド」であった。


©MIZUHO

当時、この台の爆発力の虜に陥って人生が狂ってしまった人達は多い。真相とはともかくとしても、この台の虜にハマり多額の借金を背負い、犯罪・自殺という破滅をした人達もいると聞く。

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勿論、それはこの機械を制作したメーカー、それを設置したホール、その台のせいではなく、最終的にはお金を使った打ち手の自己責任である。だが、全てが打ち手の責任か?と問われれば、そうではないとも思える。

それもそのはず。この台には出玉率を変える設定以外にも、内部モードが存在した。その内部モードはホール(店側)が予めに4つのモードから選択することが出来たのである。

〇地獄モード

GGの抽選自体行われないモード。 GOD・赤7・リプレイ4連続成立しかAT発動条件が無い上、発動させても連チャンに期待できない。モード移行しにくいが移行抽選に当選すると天国モードに移行しやすい。

〇ストックモード

低確率でGGの抽選が行われるモード。 ただし、当選してもすべてストックされ、放出契機をひかない限り発動しない。移行抽選に当選すると通常モードに移行しやすい。

〇通常モード

低確率でGGの抽選が行われるモード。 当選すれば即放出される、4つのなかでは1番シンプルな状態。移行抽選に当選するとストックモードに移行しやすい。

〇天国モード

高確率でGGの抽選が行われる。 当選確率が飛躍的に上がり(約10倍)、当選すれば即放出される。状況や引き次第ではPGG以上の出玉に期待が持てる(ストックモードからの移行など)。ただし移行抽選に当選しやすく、移行先も地獄モードが選ばれやすい。

参照元:ウイキペディア様より

この内部モードにより、天国モードスタートを仕込むことで八百長のように朝から爆発する魅せ台。それに触発される人達。だが、残りの台は全て地獄モードスタートという地獄。残りの打ち手達は爆発中の台とは裏腹に、台にお金を湯水のようにジャブジャブと突っ込んでいくという光景が良く見られた。

だが、それでも一撃役のGOD揃いさえ引けば、瞬く間に5000枚、1万枚、2万枚以上と出玉が出ることがある。だから、お金を突っ込み続ける人達。

そんな正にギャンブルの鉄火場的な光景とは対照的に、同じ店の別の静かな島にて、とある女性が1人パチスロを打っていた。

その女性は、当時の爆裂AT機には目もくれずに、技術介入要素の高い機種をメインに打っていた。その女性が打っていたパチスロ機は当時とても技術介入要素の高かった、4号機イレグイ。


©メーシー

その女性はビタ目押しが上手く、技術介入要素の高いイレグイ登場時から毎日のようにこの台を打っていた。この機械はビタ押しの精度次第では、設定3から機械割107%になり、打ち手次第で大きく機械割が変わる機械であった。そんな打ち手の攻略次第で勝敗が変わるパチスロ機が女性は大好きであった。

だが、ある日のこと。
女性は友人に誘われて、今まで打つことのなかった爆裂AT機のミリオンゴッドを打つことになる。

そこから女性の運命の歯車が狂い出すことになる・・・・

———-プロローグ「終」。

では、長々とここまでお読み頂きまして、誠にありがとうございました!!また、次回会いましょう!!
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